猫の下部尿路疾患、膀胱炎発症後、手術まで①~うちの猫ジョニーの場合~

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どうも、こまです。

ジョニーは昨年、大きな手術を乗り越えて、今は元気に走り回っています。

猫には多い尿路疾患について、うちのジョニーのケースを記載しようと思います。

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最初は膀胱炎

まず気付いたのは、ジョニーが何回もトイレに行くなーという事。

うちはむうちゃんがよく膀胱炎になるので、これはきっと膀胱炎だろうと容易に推測できました。

この日は日曜日。かかりつけの病院はお休みだったので、日曜日も診療している動物病院へ。

この判断が明暗を分けました。

猫の膀胱炎、雄と雌との違い

むうちゃんは女の子で、膀胱炎になっても病院にて消炎剤と抗生剤を処方していただくと、すぐに治っていました。

猫の尿道は、人間と同様、オスとメスで違いがあるそうです。

オスはスプレー行為と言って、オシッコをマーキングの為に勢いよく飛ばすよう、尿道がメスよりも細くなっており、尿道が閉塞しやすいのだそうです。

オシッコが出せなくなるということは、腎不全を起こし、命にかかわる事態となります。

一刻も早く病院へ連れて行きたいと焦る気持ちが、かえってジョニーに苦しい痛い思いをさせることになってしまいました。

B病院での診察と治療

日曜日も診療している病院へ連れて行った時は、ポタッポタッと少しずつ少しずつですが、尿は出ている状態。オシッコの色は少し血が混じっているのか、オレンジが強めの色でした。

麻酔をかけて、管を通して尿を出しましょうという事になり、待合室で待っていたのですが、最初に言われた時間から30分経過してもまだ終わりません。

結局1時間ほどかかったのですが、先生から言われたのは、尿道が塞がっており管が通らないとの事。

『オシッコが出るお薬を与えたので、様子を見てください』と。

結局、オシッコは全て出せずに溜まったまま、連れ帰ることになりました。

家で麻酔から覚めても、1時間に1回ほど苦しそうな声で呻き、トイレに行けども行けどもオシッコは出ず。

このまま急性腎不全で死んでしまうのではと気が気ではなく、一晩中そばにいて朝イチでかかりつけの動物病院へ連れて行きました。

かかりつけのA病院へ、そのまま手術&入院

電話にて事情を話し、着いてすぐに診察して頂きました。

尿道が腫れ上がっており、カテーテルが通らず、直接膀胱へ管を挿入し、そこから尿を出すという処置になりました。

処置を終えたばかりのジョニーと対面させて頂きましたが、麻酔をかけられて、体から管がたくさん出ている姿を見て、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

A病院の先生いわく、B病院での処置は誤りではなく、自分達より一世代上の獣医師さんたちの教科書にも記載されている当然として行う医療行為だが、現在は変わってきているということ。

ちなみにA病院の先生は、おそらく30代だと思いますので、一世代上ですと、60代から70代くらいの先生ということでしょうか。

『オシッコの出が良くなる薬』とは、おそらく利尿剤だと思うが、尿道が閉塞しているのに、利尿剤を投与すれば結果は当然としてこうなると。

一昔前はこれが当たり前の処置だったのだということに驚きました。

もちろん、お歳を召している獣医師全てが同じ処置をするとは限りませんが、人間の医療と同じで、『昔の常識が今の非常識』という場合もあるということです。

A病院の先生は、B病院の処置を批判することなくしっかりと説明して下さったので、ここでまた、やはり信頼できるな、この病院に通い続けようと思いました。

処置後のジョニーさん

20190710ジョニー

さすがにごはんも食べずに1日ぐったりでした。

翌日からは元気になりましたが。

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