どうも、こまです。
数年前のお話です。
にゃんこさんを動物病院へ連れて行こうと車を走らせていました。車に乗るのは初めての子でケージに入れられ、車に乗せられ走り出してからずっと不安そうに鳴き続けていました。
私はときどきケージに触れながら、「よしよし、大丈夫だからね、もう少しで着くよ」となだめながら運転していました。
ついついケージの中の様子が気になって助手席を見てしまった後、前を向くと前方を走っていた車が減速しており、アッとブレーキを踏みましたが間に合わず追突。
スピードは緩み始めていたので衝撃はそこまで大きくは感じませんでしたが、ケージは倒れこそしないものの大きく揺れました。すごく怖い思いをさせてしまっただろうと思います。
事故直後
気が動転しましたが、まずは車を降りて前方の車の運転席に駆け寄り、お相手を確認。怪我はないかお聞きして、道路から近くの空き地に移動。そこから警察に電話をしました。
5分ほどで警察官2人が到着。事故の状況をひとりの警察官にお話し、完全に私の前方不注意ということを伝えました。
お互いの車の損傷を確認したりして20分ほどで、今のところ怪我がないという事なので物損事故扱いになり、後は保険会社も交えて双方で処理して下さいねと警察官は去って、お相手とお相手の保険会社の担当の方と私と3人が残りました。
完全に私の不注意による事故のため、お相手の保険会社さんは介入しない事になり、今後は私の加入する保険会社とお相手とのやり取りになります、という事でとりあえずはその場が終わりました。
事故後
車に戻ると、鳴いてはいませんがジッとケージの中で縮こまるにゃんこの姿が。お相手にももちろんですが、にゃんこにも申し訳なく、自分の馬鹿さ加減に情けなくなりました。
車は走る事が出来たのですが、動物病院に行って帰ってくるまでに動かなくなると困るので、いつもお願いしている整備工場へ電話をして引き取りに来て頂き、代車で動物病院へ。
不幸中の幸いというか、にゃんこは一刻を争うような深刻な病気ではなかったので、無事診察も済んで、家路につきました。
もしも猫が一分一秒を争う時に交通事故を起こしてしまっていていたらと思うと本当にぞっとしますし、何も落ち度のないお相手に大変な恐怖を与えて迷惑をかけてしまった事も反省しきりでした。
事故後、2度ほどお見舞いに伺ったのですがお相手に身体の不調が無かったとの事で、車の修理も完成し、以後事故の処理は終わりました。
今、思い返してみても、交通事故というものはほんの一瞬の油断や不注意で起こり、大きな事故になれば人生を変えてしまう場合があるもので、もう二度と起こさないと改めて気を引き締め、運転をしようと思いました。